トレイル環境活動
六甲山系(芦屋ロックガーデン・荒地山・八幡谷森林浴林道など)の「自然の景観」および「安全なトレイル」の維持のため、環境活動に取り組んでいます。
特に、景観の損失やハイカーの事故・遭難(道迷い)の恐れになる「トレイルのマーキング行為」、ハイカーへの危害や生体系の崩壊へ繋がる「イノシシの餌付け行為」について対応しています。
(トレイル環境問題)

年々、ハイカーが増えるに伴い、石や木へのマーキング行為が散見されるようになっています。マーキングは、主にヤブが生茂っている道や迷いやすい道で個人的に付けられたもので、初心者が何も知らずに「マーキングされた道」に迷い込み、事故・遭難する恐れがあります。
この問題に対処すべく、石や木に付着したマーカーを消す作業や木のテーピングを外す作業を行っています。また、マーキング行為を未然に防ぐために、神戸市・芦屋市に「山道の情報提供」を行っています。
尚、六甲山は「瀬戸内海国立公園指定」であり、マーキングは違法な行為です。
※参照
山道環境/保全レポート
六甲森林整備事務所
芦屋市HP
瀬戸内海国立公園【環境省】
活動実績
2012,MBS「VOICE」『六甲山の危険な落書き』
(山道問題マーキング行為:毎日放送の取材・芦屋市・神戸市の同行視察)
2009,朝日新聞・神戸新聞 『六甲山系/「赤いスプレー事件」』(同行取材)
テレビ朝日・ABC『赤いスプレー事件』(出演)
テレビ朝日・ABC『赤いスプレー事件』(出演)
※2009年の4月頃~に六甲山系一帯に木や岩に「赤いスプレー」が過剰にあり、
矢印や文字が書かれていました。
マーカーが書かれている箇所は「100箇所」以上もありハイカーを迷わす矢
印や文字が多数ありました。
(イノシシの餌付け行為)
イノシシは雑食性でクズやヤマノイモなどの根やシイ類の堅果(ドングリ)、小動物(昆虫類やミミズ等)を捕食としています。
しかし、ドッグフードやパンのみみなどで餌付けを行うことにより人に慣れてしまい、捕食が取れない季節に人のザックを奪い危害を加えることに繋がります。また、イノシシをはじめとする生態系を崩します。
そのため、イノシシの餌付け行為を見かけたら、餌付けをしないように呼び掛けています。イノシシは自然の動物ですので、人間が「カワイイ」という気持ちで餌付けしたり、ペット化する行為は間違っています。
2009~2020年にかけて、イノシシが出没しハイカーのザック中の食料を狙うために、ハイカーに危害を加える(ハイカーの背後からザックを食いちぎる・人に噛み付くなど)ことがロックガーデン・風吹岩付近で多発していますのでご注意下さい。